ドイツの逸材SBは今夏ステップアップを果たすのか バイエルンからも注目される男の未来は

今夏移籍の可能性が取り沙汰されているバク photo/Getty Images

「何が起こるかはわからない」

はたして今夏、ドイツの新鋭サイドバックはまた新たな一歩を踏み出すこととなるのだろうか。ここ数年でブンデスリーガにおける評価を一気に高めた男は、さらなるステップアップを果たすかもしれない。

その選手とは、ヴォルフスブルクに所属するドイツ代表DFリドル・バク(24)だ。2020年10月にマインツから加入して以降、ヴォルフスブルクでその評価をさらに高めている同選手。昨季はブンデスで全試合に出場してSBやWBを主戦場としながら6ゴール8アシストという成績を残すと、今季もここまでは29試合の出場で2ゴール4アシストを記録中だ。その攻撃性能は各方面で高く評価されており、昨年行われたカタールW杯予選以降はドイツ代表にもコンスタントに招集されるようになっている。

そんな評価うなぎ登りの実力者とあって、昨今バクの周囲には夏の移籍市場におけるステップアップの噂が絶えない。独『Spox』によると、現在はバイエルン・ミュンヘンが彼の獲得に動いているようで、ヴォルフスブルク側に接触を図っているとの情報も出てきている。近年急速に成長を見せている選手であるだけに、このような噂が浮上するのも無理はないだろう。ヴォルフスブルクとの現行契約は2025年まで続くが、ステップアップするタイミングとして24歳の今はバクにとっても悪くないはずだ。
「何が起こるかはわからない。現状はこれしか言えないね。自分の去就に関して、約束するのは好きじゃないんだ。誰かが夏に僕らのところへ来て信じられないようなオファーを提示してくれば、それについては考えざるを得ないよ。もちろん、ヴォルフスブルクと長期契約を結んでいることは理解しているけどね。でも、ブンデスだけでなく、将来は国外でもプレイしたいと思っているんだ。プレミアは真っ先に思いつくし、イタリアやスペインも魅力的だ。今後のことは柔軟に考えていきたいよ」(独『Sport Bild』より)

そんななか、自身の去就についてはバクもこのように語っている。同選手はヴォルフスブルク残留をまず第一に考えているようだが、状況次第では移籍についても考えていく構えの様子。ビッグクラブからのオファーを受ければ、移籍を選択する可能性も決して低くなさそうだ。

今夏のステップアップに期待がかかるドイツの逸材SB。今後バクが下す決断には注目したいところだ。

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