攻守両面で持ち味を発揮 永井謙佑の武器はFC東京の大きな力になる

主力として活躍する永井 photo/Getty Images

スプリント回数はチーム最多

J1第8節でFC東京と浦和レッズが対戦。両者決定機を作り出すものの、最後までゴールネットを揺らすことはできずスコアレスドローに終わった。この試合でウイングでの起用となった永井謙佑は、自身の持ち味を発揮して、攻守に存在感を示した。

今試合は右ウイングでスタメンを勝ち取った永井。武器であるスピードを活かして何度も突破を図り、ポゼッションを高めてゴールを狙いに行く相手の裏を狙い続ける。また61分にはCKから決定機を迎えるなど、ゴールへの期待感も抱かせた。

また、彼のスピードは守備でも存在感を発揮する。今試合で左サイドハーフに入った小泉佳穂は中盤でボールを受ける回数が多く、彼が空けたスペースに左サイドバックに入った明本考浩が走り込む形が多かった。そんな浦和の攻撃に対し、永井が最終ラインまでケアに走り、攻撃の糸口をつかませず。永井の速さは攻守両面で武器となっている。

攻守で運動量豊富に貢献する永井は、今試合で最多のスプリント回数「26」を記録。右サイドバックに入った渡邊凌磨も、怪我で途中交代となったが24回を記録しており、右サイドのスプリント力が浦和を封じる要因の1つとなったようだ。永井の武器はアルベル・プッチ・オルトネダ体制のFC東京でも大きな力となっていくだろう(データはJリーグ公式より)。

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