チェルシーのアカデミーで魅せた輝きはどこへ オランダ未来の“エース候補・リダン”を覚えているか

今はエールディヴィジで奮闘するリダン photo/Getty Images

グラフェンベルフ、ティンバーらとは差がついた

アヤックスの下部組織を経て、チェルシーのU-23カテゴリーでも順調にゴールを積み重ねていたオランダの新星ストライカーを覚えているだろうか。

U-17オランダ代表では25試合で20ゴール、U-19のカテゴリーでも14試合で12ゴールと爆発していたディショーン・リダンである。

結局チェルシーのトップチームではデビューしなかったが、リダンの名前を覚えているサポーターも多いだろう。2019年には出番を求めてドイツのヘルタ・ベルリンへ向かっており、オランダでの期待も大きな若者だった。
しかし、そこからは伸び悩んだところがある。現在はオランダ1部のPECズヴォレにレンタル移籍して4得点3アシストの成績は残しているが、オランダ『Soccernews』はヘルタ側がリダンを売却したがっていると伝えている。今のところ戦力とは計算されていないようだ。

リダンといえば2018年に行われたU-17欧州選手権優勝メンバーであり、当時の優勝メンバーにはアヤックスのMFライアン・グラフェンベルフ、DFユリエン・ティンバー、FWブライアン・ブロビーらがいた。グラフェンベルフは今やビッグクラブ大注目の大型MFとなり、ティンバーもA代表でプレイしている。

この2人に比べると、当時のU-17オランダ代表で9番を任されていたリダンの成長速度はやや遅い。現在のオランダはセンターフォワードの層が厚いわけではないため、リダンの世代が伸びてきていれば選択肢も増えたことだろう。

まだ焦る年齢ではないが、世代別代表でゴールを量産していたリダンはA代表に入っていけるだろうか。

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