上位対決でブスケッツがパス成功率100% 好調バルサを支える“ピッチ上の指揮官”

セビージャ戦でも先発出場した photo/Getty Images

セビージャに1-0で勝利した

前半戦の低迷から一気に巻き返しを図り、2位まで登り詰めたバルセロナ。そのチームを支えている男は、攻守両面でチームを支えている。バルセロナ黄金期を知るセルヒオ・ブスケッツだ。

今季はシャビ・エルナンデス監督の下で原点回帰を目指すバルセロナにおいて、重要なポジションが[4-1-2-3]のアンカーである。高いディフェンスラインを敷く戦術で広大なスペースを埋めながら、攻撃でもパスでリズムを作る必要がある。数々のスター選手がそのポジションに挑戦し、フィットできずブスケッツとのスタメン争いに敗れていった。

そんなバルサでも欠かせない存在であるブスケッツ。リーガ・エスパニョーラ第30節セビージャとの一戦でも上位対決ながら自身の能力の高さを十分に発揮し、パス成功率「100%」を記録する。ポゼッションを高めていく中で、中盤が一度もパスミスせずに前線へとつなげることで、厚みのある攻撃となっているのだ。

黄金期には現指揮官の後ろでチームを支えたブスケッツは、チームを当時のような強さに戻すべく再びアンカーからバルセロナを支えている。バルサの戦術を理解するピッチ上の指揮官が、ペドリら若い選手の多い中盤をけん引している。今のバルサにおいてもっとも重要な選手はブスケッツだろう。

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