レアル、PSGを去ったアタッカーの今 スペイン2部で《9ゴール》のプチブレイクが起きていた

ラス・パルマスでは10番を背負うヘセ photo/Getty Images

1部昇格を目指すチームで奮闘中

レアル・マドリードの下部組織を経て、トップチームでスタメンを確保できるのではと期待された男は今。

スペイン2部のラス・パルマスで昇格へ向けて戦っているのは、29歳のFWヘセ・ロドリゲスだ。

アルバロ・モラタと同世代のヘセは、当時のレアル下部組織でも大いに注目されていた選手だった。下部組織出身者がレアルで出番を得るのは簡単なことではないが、ヘセは2011年に当時指揮官を務めていたジョゼ・モウリーニョの目に留まった。
2011-12シーズンにはデビューを果たすことになり、2013-14シーズンにはリーグ戦で5得点を挙げるなど大物の予感を漂わせたアタッカーだった。

しかし、2016年にパリ・サンジェルマンへ移籍したあたりからリズムが狂い始めた。怪我を負ったことも大きく、ほとんど活躍できないまま2020年にパリを去ることになったのだ。

向かった先は、スペイン2部のラス・パルマスだ。描いていた派手なキャリアとは違ったかもしれないが、今季ヘセはこの地で再ブレイクの兆しを見せている。

現在ラス・パルマスは2部で8位につけており、目指すはプレイオフ出場権が得られる6位だ。6位のポンフェラディーナとは4ポイントしか差がなく、まだまだ逆転は可能だ。

ヘセはここまでリーグ戦で9得点6アシストの活躍を見せており、この得点数はチームトップだ。昨季は思うように活躍できなかったが、今季は大きな怪我もなく充実のシーズンを過ごせている。目指すは再びのスペイン1部だ。

29歳になったとはいえ、コンディションさえ安定していればまだまだ活躍はできるはず。今季は二桁得点も目前に迫っており、もう一度ヘセの名を世界に轟かせたいところだ。

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