ようやく代表で花開いた30歳谷口彰悟 伊達じゃない“J通算263試合出場”の実力

代表でのキャップ数は少ないが、安定したパフォーマンスを披露した谷口彰悟 photo/Getty images

控えが頼もしい

日本代表のセンターバック陣は本当に選手層が厚い。今回のアジア最終予選でそう思ったサポーターは多いのではないだろうか。基本的には吉田麻也と冨安健洋が先発を務めていたが、彼らが不在となった中国戦、サウジアラビア戦では板倉滉と谷口彰悟が起用され、2試合連続でクリーンシートを達成している。今回も冨安が怪我で招集外となったものの、板倉が冨安の代わりを務め、吉田と共にオーストラリア戦の勝利に貢献している。板倉の頼もしさは素晴らしく、ワールドカップ・カタール大会行きを決めた。

そんな板倉はカタール行きを決めたということもあって所属クラブであるシャルケに戻り、ベトナム戦は吉田と谷口のコンビになった。

2014年から川崎フロンターレでプレイしている谷口。初年度から30試合に出場するなど、プロ1年目でも即戦力として輝いており、ここまでリーグ戦では263試合に出場している。代表ではなかなか出番を掴むことができなかったが、29日のベトナム戦で8試合目の出場を記録した。

谷口がこのアジア最終予選で大きく評価を上げたことは間違いない。特筆すべきはビルドアップの貢献度だ。ベトナム戦でコンビを組んだ吉田も十分に足元のスキルはあるが、安定感であれば谷口に分がある。所属クラブの川崎はボールを保持するチームだということもあるが、非常に冷静であり、テンポよく前線の選手にパスをつないでいる。正確でパスも早く、さらに一つ飛ばしたパスもあり、後半ベトナムを押し込めていたのは谷口のおかげといっても過言ではない。それはスタッツでも証明されており、パス成功率は94%と高く、ロングボールは6本中6本成功させている。

谷口はビルドアップと同じように守備面でも強さを見せている。非常に読みが鋭い選手であり、デュエルでは10戦9勝と圧倒的な強さを誇っている。183cmの高さも魅力的であり、セットプレイでは強さを見せていた。

これまでは代表のスポットライトを浴びることが少なかった谷口。それでも、森保ジャパンとなってからは招集されることが増えており、起用も多くなっている。パフォーマンスも監督を納得させられるものであり、吉田や冨安も30歳のベテランの奮闘に刺激されていることだろう(データは『SofaSocre』より)。

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