カナダ&アメリカはW杯で強豪国を潰せる J・デイビッド、プリシッチら危険すぎるダークホース

着実に力をつけるアメリカ代表 photo/Getty Images

ベスト8以上を狙うことも不可能ではない

27日にワールドカップ北中米カリブ海予選でジャマイカ代表を4-0で撃破し、36年ぶりのワールドカップ出場を決めたカナダ代表。そして同日にパナマ代表を5-1で撃破し、予選突破へ限りなく近づいているアメリカ代表。この2チームは、カタールの地でかなり危険な存在になるかもしれない。

両チームを優勝候補に挙げることはできないだろう。やはり欧州、南米の強豪とは実力も経験値も差がある。カナダもアメリカもダークホース候補と言ったところだろう。

ただ、米『ESPN』はプレッシャーがかかりにくい両チームの躍進に大きな期待をかけている。優勝候補と呼ばれる国とは違い、カナダもアメリカも挑戦者の立場でワールドカップに臨める。その立ち位置がメンタルに良い影響を及ぼすのではと期待されているのだ。
また両チームとも実力ある若手が多い。カナダではFWジョナサン・デイビッド、DFアルフォンソ・デイビス、アメリカもFWクリスティアン・プリシッチをリーダーに、MFジョバンニ・レイナ、タイラー・アダムス、ユヌス・ムサ、FWリカルド・ペピなどタレントは揃っており、強豪を苦しめるだけの戦力はあるはず。

一気に力を伸ばしてきたカナダ代表 photo/Getty Images

視線の先には2026年大会がある

加えて両国とも2026年にアメリカ、カナダ、メキシコでの3国共催ワールドカップを控えている。世代的にはそちらが本番と考えることもでき、この3国は2026年大会での大躍進を狙っている。カナダもアメリカも、今のチームは2026年大会に向けた準備段階と言えるのだ。

今年のカタール大会は上位進出を狙うとともに、腕試しの場でもある。失うものがない状況と考えることもでき、若手たちがのびのびとプレイできればかなり面白い存在となるのではないか。

近年はメキシコが北中米カリブ海地域の最強国といった位置付けだったが、カナダとアメリカの躍進でその構図も変わってきた。今年のカタール大会でも両チームは見逃せない存在となるはずだ。

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