ローマの中盤補強に新たな候補 モウリーニョが評価するPSGのプレイメイカーとは

ローマが獲得に興味を抱いているとされるパレデス photo/Getty Images

元所属選手にアプローチか

2022年夏、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるASローマは中盤に新たな選手を加えることとなるのだろうか。冬にもポルトからMFセルジオ・オリベイラを買取オプション付きのレンタルで獲得した同クラブだが、まだ中盤補強は終わらないかもしれない。

そんなローマのターゲットとなっているのは、パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスだ。伊『Gazetta dello Sport』によると、モウリーニョ監督はトッテナムで指揮官を務めていた頃から彼のプレイを評価していたようで、新たな職場でもこの中盤戦士をチームに加えたいと考えているという。スポーツディレクターを務めるチアゴ・ピント氏がここ数日パリに滞在していたとの情報もあり、現地ではパレデス獲得へのアプローチをかけに行ったのではとの推測もなされている状況だ。

過去にもローマでプレイした経験を持つパレデスは現在27歳。決して派手な仕事をするタイプのMFではないものの、中盤の底から長短織り交ぜたパスでゲームを作ることに秀でた選手だ。そのスタイルはアンドレア・ピルロやシャビ・アロンソといった往年の名手と比較されることもあり、そのフィード能力には定評がある。昨今、モウリーニョ監督の下でロングカウンターに切れ味が増してきたローマだけに、加入となればパレデスは非常に興味深い存在となるだろう。
PSGとの現行契約は2023年までとなっているパレデス。伊『calciomercato』によると、PSGも今夏の売却を検討していたようで、適切な額のオファーを受ければ放出は容認する可能性が高いという。昨今ではボルシアMGに所属するフロリアン・ノイハウスにも興味を抱いているとされるローマだが、セリエAでのプレイ経験があるパレデスはより安定した選択肢と言えるかもしれない。まだ夏の移籍市場までには時間があるだけになんとも言えない状況が続くものの、このアルゼンチン代表MFの動向には注目したいところだ。

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