チェルシーでは“6年で7試合”のみ…… それでもベルギーの才能に視線は集まる

チェルシーのトップチームでも僅かながらプレイしたムソンダ photo/Getty Images

大怪我を乗り越えて再ブレイクなるか

チェルシーのアカデミーに加わってから10年。ついに今夏クラブを離れる予定となっているのが25歳のベルギー人MFチャーリー・ムソンダだ。

ムソンダはベルギーの世代別代表でも常にプレイしてきた有望株で、10代の頃より高い評価を得ていた。2012年にアンデルレヒトからチェルシーのアカデミーに加わっており、2016年にはチェルシーのトップチームでデビュー。上手くいけば近年のベルギー黄金世代にも絡めたかもしれない逸材だ。

しかし、チェルシーでは出番を掴めなかった。トップチームでは7試合しか出場できず、レアル・ベティス、セルティック、フィテッセとレンタル移籍を続けてきたのだ。しかも2018年にはキャリア続行も難しいと思われるほど大きな怪我を膝に負ってしまい、ムソンダにとっては不運な結果となってしまった。
チェルシーとの契約は今夏までとなり、期待に応えられぬままクラブを去ることになる。ただ、人気がなくなったわけではない。英『Daily Mail』によれば、フリーとなるムソンダにはセリエAのローマ、ヴェローナといったクラブが関心を示しているというのだ。

コンディションは気になるところだが、まだ25歳と若いのは魅力だ。主に攻撃的MF、右のウイングでプレイするムソンダが戦力になるのであれば面白い。

本人はチェルシーでのプレイにこだわっていたようだが、10年にわたるチェルシーでの冒険も終わりが近い。しかしサッカー選手としてのキャリアはまだ続けられる可能性があり、新天地で暴れてほしい逸材の1人だ。

その場は5大リーグになるのか。チェルシーが手放したことを後悔するようなパフォーマンスに期待したいところだ。

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