高まってきたR・サンチェスの競争率 ミランが用意すべき攻撃的MF補強の“プランB”

移籍市場における人気が上昇しているR・サンチェス photo/Getty Images

ビッグクラブが次々と争奪戦に参加か

2022年夏、ACミランには大補強敢行の可能性が浮上している。伊『Gazzetta dello Sport』によると、シーズン終了後のマーケットにおける予算は1億ユーロにものぼるとされており、今夏の同クラブは積極的に動いてくるとの見方は現地でも強まっている状況だ。

そんななかで、ミランは最優先とされる最終ラインと最前線のほか、ブラヒム・ディアスとはタイプの違う攻撃的MFの獲得にも向かうとされている。求めるのは、背番号10が苦手とする肉弾戦でも持ち味を発揮できる選手だ。かねてより各方面からフィジカルバトルでの弱さを指摘されていたB・ディアスだが、近頃はその傾向が顕著に表れている状況。その問題を解決するためにも、ミランはリールに所属するMFレナト・サンチェスの獲得に動くとされている。

しかし、そう簡単にR・サンチェスを確保することはできないのだろうか。仏『Foot Mercato』によると、リールで復活を遂げた同選手はここのところ急激に欧州トップクラブからの関心を引く存在になっているという。現在はミラン以外にもリヴァプールやアーセナル、バルセロナ、ユヴェントスといったクラブが獲得に動き出しているようで、夏には大争奪戦が勃発する可能性もあるようだ。

となれば、ミランとしてはR・サンチェスに代わるプランBも用意しておきたいところだ。たとえ彼の獲得に失敗しても、B・ディアスの弱点を補うことができる攻撃的MFは今夏のうちに補強したい。伊『calciomercato』によると、現在はアタランタに所属するウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキをリストアップする動きもあるようだが、はたしてどうなるか。

R・サンチェスの人気が高まることにより、やや補強に関して不安な面も見えてきたミラン。はたして、今夏の同クラブは最終的にどのような動きを見せてくるのか。その動向には注目だ。

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