フロレンツィとディ・ロレンツォ以外にも有力候補 イタリア代表で競争激化する右SB

はたして、マンチーニ監督は誰をファーストチョイスとするのだろうか photo/Getty Images

プレイオフでは誰が重宝されるのか

はたして、現地時間24日から行われるワールドカップ欧州予選・プレイオフにて、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は一体誰を右サイドバックに据えてくるのか。アッズーリで1番手のチョイスが悩ましいポジションといえば、競争が激化しているセンターフォワードを思い浮かべる人も少なくないだろう。しかし、その一方では右SBの争いも熾烈なのだ。

これまで通りの布陣で臨むのであれば、そのチョイスはアレッサンドロ・フロレンツィ(ミラン)かジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)のいずれかが有力と言えるだろう。EURO2020や昨年の欧州予選では彼らが競争の中心となっていただけに、マンチーニ監督にとってこの2人が計算できる戦力となのは間違いない。国際舞台での経験を評価するのであれば、ファーストチョイスはおのずとフロレンツィかディ・ロレンツォに絞られてくることとなるか。

しかし、そんな右SBに争いに殴り込みをかけるかもしれないのがダビデ・カラブリアだ。ミランではフロレンツィを差し置いて安定した出場機会を得ている同選手。流れから中盤に入って組み立てに参加できるだけの技術を備えている彼は、縦への突破が特長的なフロレンツィや安定感ある守備でチームを助けるディ・ロレンツォとはまた違うタイプの選手となっている。ボールを大切にするマンチーニ監督のスタイルには合っているはずで、伊『Tutto Sport』も「フロレンツィとディ・ロレンツォ以外にもカラブリアという選択肢はアリだ」との見解を示している。
これまで代表に招集されたなかで怪我が多いイメージはあるものの、万全の状態ならイタリア代表にとって面白い存在となりそうなカラブリア。それぞれキャラクターの違う3名の右SBがいるイタリア代表だが、はたしてマンチーニ監督はプレイオフ初戦の北マケドニア代表戦で誰を起用してくるのか。指揮官の決断には注目だ。

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