マネやハーランドに続く存在に? ザルツブルクでまた育つ次世代のスター候補生

夏に争奪戦が繰り広げられる可能性のあるアーロンソン photo/Getty Images

アデイェミだけではない注目株

いずれはこの若者もサディオ・マネやアーリング・ハーランドのように、ワールドクラスと呼ばれるだけの選手となっていくのだろか。近頃レッドブル・ザルツブルクで今夏のビッグクラブ行きが噂されているのは主にFWカリム・アデイェミだが、同クラブには彼以外にも注目すべき逸材がいる。

その逸材とは、アメリカ代表MFブレンデン・アーロンソン(21)だ。移籍初年度となった昨季は加入直後から左サイドの定位置を獲得し、ハーフシーズンでいきなり公式戦25試合に出場した同選手。そのなかでは7ゴール5アシストを記録しており、しっかりと欧州のサッカーには順応してみせている。

そして、その勢いは今季も継続中だ。2021-22シーズンは開幕から本職のトップ下を任されているアーロンソン。広い視野と精度の高いフィニッシュワークを武器に、ここまでは公式戦33試合で5ゴール10アシストを記録している。機を見た前線への飛び出しや常に気の利いたポジショニング、そしてチームのプレスのスイッチ役となる守備の動きなど……。今や彼はザルツブルクにおいて欠かせない存在になっていると言っていい。
そんなアーロンソンには、現在複数ビッグクラブからの熱視線が注がれていると英『Daily Mirror』が伝えている。同メディアによると、現時点で彼の獲得に興味を示しているとされるのはリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘン、ACミランをはじめとした欧州4大リーグの上位勢。ほかにも興味を示しているクラブは多いようで、夏の移籍市場における争奪戦は必至か。

またザルツブルクから出てきた若き次世代のスター候補。はたして、このアメリカ代表MFはそう遠くないうちにステップアップを果たすこととなるのだろうか。今後の動向には注目しておきたい。

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