リーグ戦のホームゲームでは“850日以上”無得点 イタリアの希望だったザニオーロの停滞

ザニオーロはイタリアのエースになれるか photo/Getty Images

ホームのサポーターはさらなる活躍を待っている

ローマのサポーターはその時を待ち続けていることだろう。クラブが抱える特別な才能であるMFニコロ・ザニオーロがホームでゴールを奪ってくれるところを。

今季のザニオーロは欧州カップ戦にてホームで得点を奪っているが、リーグ戦で決めた2点はいずれもアウェイでのものだ。負傷に悩まされてきたザニオーロがセリエAのホームゲームで最後に得点を決めたのは、2019年11月2日のナポリ戦まで遡る。もうあの日から850日以上も経っているのだ。

伊『Gazzetta dello Sport』は、当時のザニオーロが将来有望なスター候補生だったと振り返っている。実際に2019年はザニオーロにとって特別な年で、同年3月には19歳でイタリア代表デビューを経験。若手が増えてきていた当時の代表の中でも、特大の才能の1人と考えられてきた。
ザニオーロを悪夢が襲ったのはそれからだ。2020-21シーズンを棒に振るほどの大怪我を負ってしまい、キャリアはストップ。まだ22歳と若いが、キャリアにブレーキがかかってしまったのは事実だ。昨夏のEURO2020もメンバーに入ることはできなかった。

昨年は欧州予選を1試合経験したが、まだ完全復活とは言えない。まずはローマのホームでサポーターを沸かせ、もう一度ロベルト・マンチーニ代表監督の信頼を掴みたい。そのためにも850日以上続くホームでのリーグ戦無得点をストップさせたいところで、ローマのサポーターは再びザニオーロが輝きを放つ場面を待っている。

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