ディナモ・モスクワの元ウクライナ代表がクラブを退団 コーチ務めるもロシアでの活動を拒絶

現役時代にディナモ・モスクワでプレイ photo/Getty Images

レヴァークーゼンなどで活躍したヴォロニン

元ウクライナ代表でディナモ・キエフのコーチを務めるアンドレイ・ヴォロニンが、契約解除となったことをクラブが伝えている。ウクライナ人の同氏は、ロシアでの活動を退く決意を見せた。

2020年からディナモ・モスクワでコーチに就任していたヴォロニン。しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、キエフやハリコフなどの都市が襲撃を受ける事態となってしまう。そういった情勢を受け、同氏がクラブでの職を退くことになる。

現役時代にはレヴァークーゼンやリヴァプールでもプレイし、ストライカーとして活躍。2002-03シーズンにはマインツで20ゴールを挙げてブンデスリーガ2部で得点王にも輝く。2015年に現役を引退してコーチ業に就いていた。

ドイツ紙『Bild』でヴォロニンは「私の故郷を爆撃する国では、これ以上働くことはできない」と胸中を明かした。また現在はロシアから家族とともにドイツへ移住している同氏だが「この数日間は本当に体調がすぐれないんだ。気分が悪いよ」とコメントしており、ロシアに対して怒りを露わにしている。UEFAチャンピオンズリーグの決勝の舞台も変更となり、代表チームも対戦することを拒絶されているロシア。今後も同国でプレイしている選手やコーチの退団が増えるかもしれない。

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