退団濃厚リュディガーらの代役にピッタリ? プレミアで最多「60」回のインターセプトを成功させる男

サウサンプトンで評価を上げるモハメド・サリス photo/Getty images

期待できる逸材である

今季は両ウイングバックのファーストチョイスであるベン・チルウェル、リース・ジェイムズを怪我で同時に失うなど、選手繰りが難しいチェルシー。ジェイムズは復帰間近といわれているが、彼の不在で落としてしまった勝ち点は多い。

問題といえばセンターバック問題は依然解決していない。アントニオ・リュディガー、セサル・アスピリクエタ、アンドレアス・クリステンセンとの契約は今季までとなっており、延長の話は出てきていない。

英『Squawka』では彼らに代わることのできるCBを3人紹介している。セビージャのジュール・クンデ、ハダーズフィールドにレンタル中のリーヴァイ・コルウィル、サウサンプトンのモハメド・サリスだ。

即戦力に期待の若手と並んでいるが、その中でも注目はセインツのサリスか。スペインのレアル・バジャドリード出身のサリスは2019年にトップチームデビューし、翌年にプレミアへ移籍している。今季から大きくラルフ・ハーゼンヒュットル監督からの信頼を得た選手で、プレミアでの出場時間2072分はチームでトップの数字である。

191cmの恵まれた体格を武器に戦う守備で見せることのできる22歳のサリス。サイズを生かした空中戦もさることながら、読みを生かした守備でボールを奪うことができる。インターセプト数60回はプレミア全選手中トップの数字であり、彼の技術の高さが分かる。ビルドアップに関してはまだまだ粗削りだが、効果的な縦パスを供給することもある。

中堅クラブもビッグクラブ並みに資金力を持つようになったプレミアリーグで今季10位と奮闘しているセインツ。サリスはそのチームで最後の砦として戦っており、評価を上げている。まだまだ粗削りな面は見られるが、ステップアップできるクオリティは既に示している(データは『SofaScore』より)。

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