モウリーニョの下で全く出番なかった男の逆襲は ローマを離れた長身CBの新たな挑戦

今冬ローマからサレルニターナへ活躍の場を移すこととなったファシオ photo/Getty Images

元アルゼンチン代表DFは再起なるか

今季ASローマではまったく出番のなかった長身センターバックだが、彼はここから再びそのキャリアに火をつけることができるのか。永遠の都で苦しい時間を過ごしていた男は、今冬新たな活躍の場を求めることとなった。

その選手とは、元アルゼンチン代表DFフェデリコ・ファシオ(34)だ。数年前まではローマの最終ラインを支える一員として奮闘していた同選手だが、今季はジョゼ・モウリーニョ監督の率いるチームで構想外に。ローマで最後に出場したのは昨年4月に行われたカリアリ戦まで遡らなければならず、完全にローマでは“忘れられた存在”となっていた。伊『Corrire dello Sport』によると、昨今の同選手はチームの全体練習にすら参加できない状態が続いていたというのだから驚きだ。

そんなファシオだが、彼はここから再度セリエAで輝くことができるのか。現地時間29日、同選手はローマとの契約を双方合意の上で解除し、フリートランスファーで同じセリエAのサレルニターナへと移籍することが決定。ローマで半年以上も出番のない状況が続いていたファシオだが、同じセリエAで再起を図ることとなっている。
今年5月で35歳を迎えるものの、195cmのサイズの活かした空中戦を強さはまだ大きな武器であるファシオ。今季サレルニターナはここまでリーグワーストの53失点を喫していることもあって、彼にはすぐに出番が回ってくることだろう。半年以上も出場がなかったとはいえ、うまくハマれば少ない時間でその評価を回復させることも可能なはずだ。

サレルニターナで新たな一歩を踏み出す元アルゼンチン代表DF。ここ最近はローマで失意の時間を過ごしていたファシオだが、長身CBの逆襲劇には期待したいところだ。

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