シティからの勧誘、さらには代表入りまで 27歳にしてスター選手への道を歩み始めたブライトンDF

評価急上昇中のウェブスター photo/Getty Images

ビルドアップ能力は称賛されるべきだ

プレミアリーグはマンチェスター・シティやリヴァプールのような上位クラブが争うタイトルレースも面白いが、彼らに続く第2集団の戦いも興味深いものがある。特に近年ではウルブズやブライトン、レスターのような中堅クラブが台頭しており、CL権・EL権争いを面白くしている。

莫大な放映権料が入ることでプレミアのクラブは他リーグよりも資金力が豊富であり、何より前述した中堅クラブは補強が上手い。5大リーグ外やチャンピオンシップのような下部リーグから目ぼしい選手を獲得することもあり、ビッグクラブにはない補強のノウハウを持っている。

日本代表の三笘薫が加入して日本での知名度も上がったブライトンは補強の上手いクラブとして知られている。中盤の底でプレイするイヴ・ビスマはフランスのリールから1680万ユーロで獲得しており、今ではプレミアのビッグクラブが欲しがる人気銘柄となっている。

そんなビスマと共に今後ビッグクラブから狙われる存在となるのが、センターバックのアダム・ウェブスターだ。

イングランドの実質3部に当たるフットボールリーグ1のポーツマスでキャリアをスタートさせ、2019年にブライトンに加わったウェブスター。ブライトンでは3バックの一角を任されており、ビルドアップで輝きを見せている。英『The Sun』では元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏に「ウェブスターのビルドアップ能力は英国のどのセンターバックよりも優れている」と称賛されるほどの実力の持ち主であり、評価急上昇中のCBだ。

また、英『Manchester Evening News』によれば現在プレミアで首位を走るシティが彼の獲得を検討しているようだ。報道によれば同ポジションのネイサン・アケが他クラブからアプローチを受けており、来夏に魅力的なオファーがあれば売却を検討するという。そこでCBが減ることになればウェブスターの獲得に乗り出すといわれている。アケ次第ではあるが、大出世となる可能性もある。

27歳と若さはないものの、多方面から評価されるようになってきたウェブスター。イングランド代表入りの話も出ており、今後は彼に注目しておいたほうがよさそうだ。

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