一気にフォーデンやパルマーに並ぶことも 英2部で奮闘するペップ・シティの未来

アンダー世代ではイングランド代表に名を連ねるドイル photo/Getty Images

どこまで登り詰めるか

以前まではイングランド代表のU-21でプレイしていたコナー・ギャラガーだが、今ではフル代表入りしており、所属クラブであるクリスタル・パレスでは既に10ゴールに関与する選手に成長している。このように若手の成長速度はすさまじく速く、一気に化けるケースはそう少なくない。

そんなギャラガーのような活躍を期待されているMFトミー・ドイルがカーディフへ移籍し、さっそく結果を残した。

マンチェスター・シティのユースで育ち、過去にはフィル・フォーデンやコール・パルマーらと共にU-23の選手が集まるEDSでプレイしていたドイル。今季はドイツのハンブルガーSVへローン移籍していたが、先発はゼロと適応に苦戦し、冬の移籍市場でイングランドの実質2部のカーディフに移籍している。

親族に2人もシティでプレイしたレジェンドがいるなど、生粋のシティっ子であるドイル。本職は中盤の選手であり、正確なフィードで攻撃を操るプレイメイカーだ。守備にも奮闘することができ、トップチームでいえばイルカイ・ギュンドアンとスタイルが似ている。

22日に行われたブリストル戦では[3-5-2]のインサイドハーフで起用されており、得意の右足からジェームス・コリンズのゴールをお膳立てしている。21-22シーズンの前半戦はドイツで思うようなプレイができなかただけに、目に見える活躍は嬉しいだろう。英『Manchester Evening News』でも「傑出したドイルの才能に皆が気が付く頃だ」とブリストル戦でのパフォーマンスを称賛している。

ドイツでは苦しい時間を過ごすも、イングランドに復帰し、さっそくアシストを記録したドイル。20歳とまだ若い選手であり、シーズン後半戦のブレイクに期待したい。

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