チーム残留を決めた新潟の生え抜きドリブラー 10番を背負う本間至恩の今季は

今季の活躍に期待がかかる photo/Getty Images

個人昇格が噂されるも新潟残留を決断

アルビレックス新潟は本間至恩との契約を更新したことを発表した。昨オフは徳島ヴォルティスへの移籍が取りざたされ、個人昇格も噂されていたドリブラーが、今季も新潟でJ1への昇格を目指す。

新潟のアカデミーで育った本間は、2017年の高校2年生でトップチームに2種登録され、ルヴァンカップのグループステージ第7節ヴィッセル神戸戦でデビューするなど、チームから大きな期待を寄せられていた。翌年にはJ2でリーグデビューを果たすと、ゴールを記録するなど活躍する。

ルーキーイヤーとなる2019年は28試合3得点を記録して才能の片鱗を見せると、背番号10番を付けた2020年に大きなブレイクを果たす。20歳ながら40試合7得点と主力として輝きを放ち、大きな注目を集める存在へと成長した。

ドリブルとスピードを武器とし、得意のカットインからゴールネットを揺らす。彼の存在感は年々高まっており、昨季は怪我での離脱もありながら32試合5得点を記録。新潟の攻撃の起点となる21歳は、今季もJ1昇格を狙うチームで大きな武器となる。

アルベル・プッチ・オルトネダ監督がFC東京の指揮官となり、本間の動向にも注目が集まった。それでも新潟への残留を決めている本間。生え抜きの逸材がクラブのために得点を量産し、今シーズンこそ昇格を掴み取る原動力となれるだろうか。

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