ヴァラン、ポグバ、グリーズマンらは万全なのか W杯連覇へ王者フランスに不安要素はある

W杯連覇を目指すフランス代表 photo/Getty Images

クラブでの状況は気がかりな部分も

新型コロナウイルスの影響がどうなっているか気がかりだが、今年はW杯イヤーだ。予定通りならばカタールの地で熱い戦いが繰り広げられるはずで、祭典を心待ちにしているサッカーファンも多いだろう。

やはり1番の注目は前回王者フランスだ。陣容は揃っているため、連覇を狙うことも出来るはず。カタール大会も優勝候補の一角だ。

ただ、気になることもある。まずはマンチェスター・ユナイテッド組のDFラファエル・ヴァラン、MFポール・ポグバだ。マンUがスムーズに機能していないこともあるが、2人も納得のいくシーズンを送れていない。2人とも怪我も目立っており、28歳を迎えた両名のコンディションは気になるところだ。

前回のロシア大会では2人とも主力だったが、クラブでの状態が悪ければ代表戦にも影響が出る恐れがある。ヴァランの場合は最終ラインの要で、ロシア大会を一緒に制した相棒のDFサミュエル・ウムティティはバルセロナで怪我に苦しんでいる。カタール大会では戦力になる可能性は低い。

同じバルセロナではクレマン・ラングレも万全とは言えず、最悪の場合はロシア大会からガラリと最終ラインの構成を変える必要も出てくるかもしれない。バイエルンのダヨ・ウパメカノ、リュカ・エルナンデス、セビージャのジュール・クンデ、パリ・サンジェルマンのプレスネル・キンペンベなど他にも優秀なセンターバックは揃っているが、ウパメカノやクンデなど経験が浅いところは気にかかる。

ポグバの方も現在のフランスにとっては貴重な創造性を持つ攻撃的MFで、ポグバの代わりを務められる選手は多くない。レアル・マドリードのエドゥアルド・カマヴィンガやモナコのオーレリアン・チュアメニも魅力的な選手だが、やはりポグバのテクニックとアイディアは特別だ。万全でない場合は攻撃の組み立てに苦労することになるかもしれない。

さらに仏『Foot365』は今季終了後のレアル・マドリード行きが噂されるFWキリアン・ムバッペにも注目している。新天地で活躍できればいが、適応に時間がかかる場合は代表の方にも悪影響が出てくるかもしれない。W杯イヤーの移籍はリスクもあるだけに、ムバッペとて移籍した場合は状態がどうなるか分からない。

アトレティコ・マドリードに戻ったFWアントワーヌ・グリーズマンもまだ万全と言っていいかは微妙なところで、GKもウーゴ・ロリスが35歳を迎えている。ミランの守護神マイク・メニャンが伸びているのは心強いが、カタール大会でもロリスを信頼するのか代表監督ディディエ・デシャンにも迷いがあるはず。ベテランのロリスがトップパフォーマンスを維持出来ない場合はメニャンへの守護神交代もありか。

バイエルンでレロイ・サネ、セルジュ・ニャブリとのライバル争いに巻き込まれているキングスレイ・コマン、バルセロナでは相変わらず怪我の不安がつきまとうウスマン・デンベレなど、現時点でのフランス代表が盤石かは微妙なところだろう。

レアルでカリム・ベンゼマが絶好調なのは心強いが、連覇へ代表選手たちはクラブの方で良い状態を作れるか。

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