今季も札幌でのプレイを決断 42歳となった小野伸二がプロ25年目のシーズンに挑む

昨季札幌に復帰した小野 photo/Getty Images

昨季琉球から復帰した

北海道コンサドーレ札幌は小野伸二との契約を更新したことを発表。昨季札幌への復帰を果たした小野が25年目のシーズンをJ1の舞台で戦うことを決めた。

浦和レッズや清水エスパルスなどで活躍し、フェイエノールトやボーフムでもプレイした小野。2014年にウェスタン・シドニー・ワンダラーズから札幌へ加入し、J2の舞台で自身の持ち味を十分に発揮。チームのJ1昇格によって徐々に出場機会を減らすと、2019年の途中からはFC琉球へと移籍した。

しかし41歳となった昨季、再びJ1の舞台へ帰還することとなる。札幌への復帰を果たし、天皇杯2回戦のソニー仙台FC戦では、右足からFKで公式戦4年ぶりとなるゴールネットを揺らし、天皇杯の最年長得点記録を更新して輝きを放った。

精度の高いボールコントロールとパスでチャンスを作るゲームメイカーは、25年目のシーズンとなる今季どのようなプレイを見せてくれるだろうか。昨季はJ1で4試合の出場にとどまるなど、リーグでは存在感を発揮することはできなかった。ただ彼のアイデアと発想力は、ポゼッションスタイルを志向するミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で、重要なピースとなるだろう。高精度のプレイを連発する小野は、チームでも唯一無二の存在だ。今季の札幌が彼の力を必要とする時が来るはずだ。

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