35回のタッチ、シュート1本と沈黙…… 早くもエジプトの王サラーに厳しい視線「姿見えなかった」

サラーにはエジプト代表すべての期待かかる photo/Getty Images

アフリカ・ネイションズカップ初戦を落とす

11日に行われたアフリカ・ネイションズカップのグループステージ第1節、ナイジェリア代表VSエジプト代表は1-0でナイジェリア代表が勝利した。

エジプトはナイジェリアに15本のシュートを許し、レスター・シティ所属FWケレチ・イヘアナチョにネットを揺らされての敗北。エジプトにとっては苦い立ち上がりだ。

この結果に、さっそくエジプトの絶対的エースであるサラーに批判が集まっている。警戒されているため仕方のないところもあるが、サラーはこのゲームで35回しかボールに触れなかった。シュートも1本しか放てず、チーム全体でもエジプトはシュート4本と沈黙。エジプトといえば2006年大会、2008年大会、2010年大会とアフリカ・ネイションズカップを3連覇した時期があり、サラーにはそれ以来の優勝が求められている。それゆえサポーターのショックも大きいのだろう。
英『Daily Star』によれば、SNS上では「サラーはこのゲームで姿が見えなかった」、「サラーはリヴァプールでなければ輝けない」など厳しい意見も出ている。

もっとも、エジプトはサラーを除けばワールドクラスと呼べる選手がいない。大半が国内リーグでプレイする選手で構成されており、欧州5大リーグでプレイしているのはサラー、アーセナルMFモハメド・エルネニー、アストン・ヴィラMFトレセゲことマフムードハッサン、シュツットガルトFWオマル・マーモウシュの4名のみ。それもトレセゲはアストン・ヴィラでほとんど出番がない。エルネニーもアーセナルでは中盤のバックアッパーだ。

サラー1人だけで大会を制するのは難しく、やはり脇を固める実力者が必要になる。戦力的にセネガルやコートジボワール、アルジェリアといったライバルの方が優れているのは間違いない。

エジプトとしては、まずはグループステージ残り2試合でギニアビサウ、スーダンを撃破したいところだが、エジプトは2010年大会以来の頂点に届くか。すべての望みはサラーにかかっており、サラーにとってはプレッシャーのかかる時間となりそうだ(数字は『WhoScored』より)。

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