《3年半負けなし》のアフリカ最強国への道 マフレズ、スリマニらが生み出した黄金期

順調に強化されているアルジェリア代表 photo/Getty Images

今年のW杯まで駆け抜けたい

新型コロナウイルスの影響が懸念される中、9日よりアフリカ・ネイションズカップがスタートした。

モハメド・サラーのいるエジプト代表、サディオ・マネがいるセネガル代表も注目だが、やはり見逃せないのは前回王者アルジェリア代表だ。

アルジェリアといえばヴァイッド・ハリルホジッチ前日本代表監督が指揮していた2014ワールドカップ・ブラジル大会でベスト16に入ったのが印象的で、あの大会でアルジェリアの完成度に驚いたサッカーファンは多いだろう。
2018年のロシア大会こそ出場を逃したが、間違いなくアルジェリアは今が黄金期だ。ブラジル大会からの良い流れは確実に続いている。

2019年のアフリカ・ネイションズカップを制したこともそうだが、アルジェリアが最後に敗れたのは2018年10月のベナン戦まで遡るというのだから驚きだ。昨年には欧州組不在ながら、カタールで行われたアラブ・カップ2021も制覇。

今回のメンバーはアラブ・カップ優勝メンバーに加えてマンチェスター・シティMFリヤド・マフレズ、リヨンFWイスラム・スリマニ、ミランMFイスマエル・ベナセル、ウェストハムMFサイード・ベンラーマなど実力者が加わる。

スリマニはアルジェリア代表歴代最多得点記録の持ち主であり(39得点)、マフレズは第5位(26得点)、カタールのアル・サッドで活躍するFWバグダード・ブーンジャーは歴代7位(24得点)など、今のアルジェリアは特別な世代だ。

今年に入ってからは5日にテストマッチでガーナ代表を3-0で粉砕しており、その安定感にブレはない。組織としての完成度はマネ擁するセネガルをも上回っていると言っていいレベルで、今のアフリカで最強のチームと言っても大袈裟ではないはず。今年の目標はネイションズカップ制覇、そしてワールドカップ・カタール大会でのベスト8以上だ。

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