高校サッカーで魅せた宮市亮“11年前”の衝撃 ボージャンらと世界のワンダーボーイだった日

高校卒業後すぐにフェイエノールトで活躍を始めた宮市 photo/Getty Images

アーセナル内定の衝撃は大きかった

今冬も全国高等学校サッカー選手権大会が熱を帯びており、尚志高校のU-22日本代表DFチェイス・アンリやジュビロ磐田への加入が内定している静岡学園MF古川陽介、湘南ベルマーレ加入内定の阪南大校FW鈴木章斗など、多くの注目選手が活躍した。

プロ内定組を中心に注目を集めるのが高校サッカーの常だが、今から11年前の衝撃を超える者はなかなか出てこないかもしれない。2010年12月30日より行われた第89回大会にて特大の注目を集めたのが当時愛知の中京大中京高校にいた横浜F・マリノスFW宮市亮である。

宮市は大会前にアーセナルと契約を結んでおり、いきなり海外トップクラブへ向かうタレントとして大きな注目を集めた。チームは1回戦で京都の久御山高校に2-4で敗れたが、左サイドをぶち抜く宮市のスピードは圧巻だった。
2011年時点で次世代のスター候補と注目

今回『90min』は「2011年のワンダーキッド」と題して当時の注目プレイヤーを振り返っているが、そこには宮市の名前も入っている。アーセナルからオランダのフェイエノールトにレンタル移籍した宮市はエールディヴィジでも持ち前のスピードを存分に発揮し、サイドの攻防を支配していた。その姿に大きな可能性を感じた日本のサッカーファンも多かったはずだ。2010年の年末まで高校サッカーに出ていたティーンエイジャーがいきなりフェイエノールトでスタメンに入るのだから、注目されないはずはない。

だが、その後の宮市は怪我に苦しむことになった。同メディアは他にも2011年のワンダーボーイとしてMFジャック・ロドウェル、FWコナー・ウィッカム、ヴィッセル神戸に来てくれたFWボージャン・クルキッチ、チェルシーからレンタル移籍を連続したMFルーカス・ピアゾン、宮市と同じくアーセナルに所属していたFWジョエル・キャンベルらを紹介しているが、彼らもまた特大の期待には応えられなかったワンダーボーイたちだ。

宮市はまだ29歳。怪我さえなければ、今頃は日本代表でも主力の1人だったかもしれない。高校時点では日本でもトップクラスの才能だったのは間違いない。それこそ現代では攻撃的なウイングバックも流行になっているため、3バックのウイングバックとして宮市の爆発的スピードを活かすプランも面白かったかもしれない。

昨年はマリノスで2試合しかプレイできなかったが、2022年は再びサイドを疾走する姿を見せてくれるだろうか。今でも人気のあるプレイヤーだけに、Jリーグの顔となってほしいところだ。

若かりし頃のボージャンも衝撃だった photo/Getty Images

2011年時点で次世代のスター候補と注目

今回『90min』は「2011年にワンダーボーイだった選手」と題して当時の注目プレイヤーを振り返っているが、そこには宮市の名前も入っている。アーセナルからオランダのフェイエノールトにレンタル移籍した宮市はエールディヴィジでも持ち前のスピードを存分に発揮し、サイドの攻防を支配していた。その姿に大きな可能性を感じた日本のサッカーファンも多かったはずだ。2010年の年末まで高校サッカーに出ていたティーンエイジャーがいきなりフェイエノールトでスタメンに入るのだから、注目されないはずはない。

だが、その後の宮市は怪我に苦しむことになった。同メディアは他にも2011年のワンダーボーイとしてMFジャック・ロドウェル、FWコナー・ウィッカム、ヴィッセル神戸に来てくれたFWボージャン・クルキッチ、チェルシーからレンタル移籍を連続したMFルーカス・ピアゾン、宮市と同じくアーセナルに所属していたFWジョエル・キャンベルらを紹介しているが、彼らもまた特大の期待には応えられなかったワンダーボーイたちだ。

宮市はまだ29歳。怪我さえなければ、今頃は日本代表でも主力の1人だったかもしれない。高校時点では日本でもトップクラスの才能だったのは間違いない。それこそ現代では攻撃的なウイングバックも流行になっているため、3バックのウイングバックとして宮市の爆発的スピードを活かすプランも面白かったかもしれない。

昨年はマリノスで2試合しかプレイできなかったが、2022年は再びサイドを疾走する姿を見せてくれるだろうか。今でも人気のあるプレイヤーだけに、Jリーグの顔となってほしいところだ。

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