一貫性を手に入れて、いざ“NEXTヴィエラ”へ アーセナルで始まるパルティの本領発揮

アーセナルで調子を上げてきたパルティ photo/Getty Images

ようやく真の実力を発揮か

アーセナルがずっと待っていた“NEXTパトリック・ヴィエラ”の覚醒は、今季後半戦にようやく見ることができるのだろうか。これまでなかなか本領を発揮できていなかったガーナ代表MFトーマス・パルティだが、彼は遂にアーセナルの中盤で不動の存在となっていくのかもしれない。

2020年夏に大きな期待をかけられてアトレティコ・マドリードから加入するも、移籍後は怪我の影響などもあって継続的にチームの戦力となることができていなかったパルティ。備えているポテンシャルは高いのだが、それを常に披露できる一貫性が足りない。一部メディアからはそんな指摘も入り、つい先日までは思うように殻を破れぬ日々が続いていた。

しかし、パルティはいよいよ覚醒のときを迎えたのか。ここ最近の同選手は、出場すればそのたびに好パフォーマンスを連発中。アグレッシブなタックルと足元の技術を駆使しながら攻守に貢献を果たし、直近のリーグ戦3試合ではいずれもデータサイト『SofaScore』による評価点で7点以上を獲得している。なお、このリーグ戦3試合連続で評価点「7」以上というのは加入後初めての記録だ。こうした面を見てみても、今のパルティには次第に待望の一貫性が生まれてきたと言っていいのかもしれない。
「この調子で一貫性を保てるのであれば、彼は間違いなくNEXTヴィエラになれる」。そんなパルティに関しては、ここ最近のパフォーマンスを見て英『Daily Mirror』もこのように称えている。調子が上がってきたところでアフリカ・ネイションズカップによる離脱とはなってしまうものの、次第にその本領を発揮し始めたパルティ。彼の進化には今後も注目だ。

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