ハキミがいなくなっても無問題 インテルで巻き起こるハイレベルな右WB争い

インテルのダンフリース(左)とダルミアン(右) photo/Getty Images

後半戦は熾烈な定位置争いに?

はたして、今後インテルで右ウイングバックの定位置を確保するのは誰なのだろうか。今季開幕前はアクラフ・ハキミの放出によって後釜問題が取り沙汰されていた同ポジション。しかし、現在は2人の優秀な男たちによるハイレベルな定位置争いが繰り広げられている。

ここ最近調子を上げてきたのは新加入のデンゼル・ダンフリースだ。加入当初はどこかぎこちなくプレイしていた同選手だが、近頃はチームの戦術を理解し始めたことにより大活躍。直近のリーグ戦4試合では3ゴールと、持ち前の攻撃性能を生かして右サイドを支配する存在となっている。

しかし、そのダンフリースがブレイクする前に右サイドを支えていた選手のことも忘れてはいけない。その選手とは、もちろんマッテオ・ダルミアンのこと。第14節のヴェネツィア戦で負傷して以降は出場がないものの、今季前半戦における彼の貢献度は計り知れないものだった。ダンフリースの爆発的な攻撃力も捨てがたいが、ダルミアンが見せていた抜群の安定感もインテルにとっては大きな武器だ。
一発の得点感覚に優れたダンフリースか、それともチームに落ち着きをもたらすダルミアンか。非常に難しい選択となるが、はたしてシモーネ・インザーギ監督は今後この2人をどのように使い分けていくのだろうか。どちらも今季の状態は非常に良好なだけに、指揮官はしばらく良い意味でスタメン選びに頭を悩ませることとなりそうだ。

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