ラングニック体制は悪くなる一方 首位シティと22ポイント差を付けられた赤い悪魔の逆転は?

赤い悪魔は窮地に追い込まれている photo/Getty Images

遂に初黒星を喫した

21-22シーズンのプレミアリーグは中盤戦に突入しているが、既に複数の監督の首が切られている。特に話題となったのがトッテナムとマンチェスター・ユナイテッドであり、それぞれヌーノ・エスピリト・サントからアントニオ・コンテへ、オーレ・グンナー・スールシャールからラルフ・ラングニックと監督交代が行われた。

その中でもスパーズは正解だったか。コンテが指揮を執るようになったフィテッセ戦から負けたのはカンファレンスリーグでのムラ戦とレンヌ戦のみ。さらにハリー・ウィンクスやベン・デイビスなどここのところ輝けなかった選手を復活させ、使える駒としている。

しかし、ラングニック体制となったマンUはどうだろう。敗戦こそ直近のウルブズ戦のみだが、ニューカッスルやノリッジなど下位クラブに苦戦してしまっている。勝ち点も消化試合数が3試合少ないが31ポイントの7位であり、首位マンチェスター・シティとの差は22ポイントだ。シティが大崩れしない限りこの差を埋めることはほぼ不可能だろう。

改善すべきは攻撃の質か。これは以前から問題視されており、最下位ノリッジから1点しか奪えなかったのがその理由だ。ウルブズ戦でも枠内シュートは2本と少なく、ジョゼ・サーの守るゴールを脅かすことができなかった。

マンUで活躍した経歴を持つポール・インス氏は英『talk SPORT』にて「ここ5試合で何か変化はありましたか。残念ながらノーだ」と現在のチームに納得していないコメントを残している。さらに報道ではラングニックに監督職を与えたことが「プレミアリーグ史上最悪の指揮官就任の一つ」になる可能性も指摘しており、周囲からの評判は下がる一方だ。

クリスティアーノ・ロナウド、ラファエル・ヴァラン、ジェイドン・サンチョの実力者3名を獲得し、今季をスタートさせたマンU。しかし、良い方向には進めておらず、同じく11月に監督を代えたスパーズとはどんどん差が開くことになりそうだ。

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