浦和の生え抜きDFは修行先で成長中 京都で絶対的な存在となる22歳

京都で活躍している荻原 photo/Getty Images

今季はJ2で27試合に出場

浦和レッズは荻原拓也の京都サンガFCへの期限付き移籍延長を発表した。今季は左SBとして京都のJ1昇格に貢献した若きDFは、来季も京都の選手としてJ1を戦うようだ。

浦和のアカデミー出身の荻原は2018年のルーキーながら、ルヴァンカップで7試合2ゴールと輝きを放つ。その後は浦和で出場機会を増やすことはできなかったが、2020年のシーズン途中にアルビレックス新潟へとレンタル移籍を果たす。新潟では左SBで24試合に出場して経験を積んだ。

すると今季はチョウ・キジェ監督率いる京都へと修行の場を移す。得意なドリブルとアグレッシブな攻撃参加を武器に左SBから何度もチャンスを作っており、40試合で2ゴールを記録するなど京都の攻撃をけん引する存在となっていた。

守備でも自身のスピードを活かして食い止めるなど、攻守ともに成長を続けており、来季は浦和へ復帰の可能性も考えられたが、来季ももう1年京都で主力として経験を積ませるようだ。京都としても昨季40試合に出場して絶対的な地位を確立した男が抜けるのは、J1を戦う上で非常に痛い。昨季のパワーを維持しながらJ1に臨めることは大きいだろう。

浦和としても左SBは明本考浩が存在しており、大畑歩夢ら新戦力も補強した。その中で荻原が修行先である京都でJ1の舞台を経験することができれば、復帰後も即戦力として計算が可能である。今季J2で数多くの経験を得た左SBが、来季はトップの舞台でさらに大きく成長することに期待したい。

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