“EL優勝候補”との声もありながら失速 ウェストハムから消えかかるトップ4への期待

敗戦にショックを受けるライス photo/Getty Images

12月の過密日程で躓いた

夢のトップ4もあり得るのではないか。今季前半戦のウェストハムにはそんな期待感もあったが、プレミアリーグ独特の12月の過密日程に襲われた。

26日にはサウサンプトンに2-3で敗れてしまい、これで3試合連続の白星なしだ。今月12日にはバーンリーとスコアレスドローに終わるなど、格下相手に勝ち点を取りこぼしているのが痛い。

今季はリヴァプール、チェルシー、トッテナムを撃破するなど、選手層から考えればデイビッド・モイーズ率いるウェストハムの戦いぶりは見事だ。
しかしその一方でブレントフォードに1-2、ウォルバーハンプトンに0-1で敗れるなど、格下との対戦が1つの課題になっている。サウサンプトンとは前回対戦もスコアレスドローに終わっており、14位に沈むチームから勝ち点3を奪えなかったのは残念だ。

英『Evening Standard』はここまでの戦いを称賛しているものの、守備に穴が出てきたとサウサンプトン相手の3失点を心配している。プレミアで勝ち点を稼ぐには過密日程となる年末年始の戦いをうまく乗り切る必要があるのだが、ウェストハムはこのタイミングで守備が崩れてしまった。

11月まではヨーロッパリーグの方でも優勝を狙えるとの意見が挙がるなど、強豪相手にも互角に戦えることを証明していたウェストハム。むしろ格上との戦いの方がやりやすいのかもしれないが、プレミアで今の6位以内を守るには格下との戦いをきっちり勝っていくしかない。

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