赤い悪魔が移籍市場で動く ラングニックが要求する2人の中盤戦士

今冬での補強を希望しているラングニック photo/Getty Images

両者共に優秀な選手だ

新監督に元ライプツィヒのラルフ・ラングニックが就任したマンチェスター・ユナイテッド。監督なってからそこまで時間は経っていないが、既に前線からのハイプレスが整備されるなど、変化は見られており、今後に期待できるチームになりつつある。

しかし、中盤の人員不足が目立つ。ラングニック就任以降は[4-2-2-2]で戦っており、中盤にはフレッジとスコット・マクトミネイが起用されている。しかし、彼らの代わりとなれる選手がベテランのネマニャ・マティッチくらいしかいない。ポール・ポグバは現在怪我で離脱しており、復帰となっても守備で高い強度を求められる中盤で働けるタイプではない。

英『Manchester Evening News』によれば、獲得候補に挙がっているのが、マルセイユのブバカル・カマラとライプツィヒのアマドゥ・ハイダラだ)。

1999年生まれで22歳のカマラ。フランスのフル代表にはまだ選ばれていないが、アンダー世代では常に名を連ねているエリートであり、今後より活躍することがあれば、ディディエ・デシャンが指揮するフル代表入りもあるか。センターバック、中盤でプレイ可能な選手であり、ビルドアップとボール奪取に長けている。ドリブルでの運びも可能であり、まさに理想的な中盤戦士だ。

ハイダラも1998年生まれで23歳と若い選手だ。レッドブル・ザルツブルク、リーフェリング、ライプツィヒとレッドブル系列の申し子であり、現マンU指揮官とはライプツィヒ時代に指導を受けた経験を持つ。カマラと違いより攻撃的な選手であり、ミドルシュートが一つの武器だ。それ以外では攻撃の芽を摘むタックルとフルタイムでも運動力の落ちないスタミナを持っており、彼が入れば中盤は安定することになる。

今冬での赤い悪魔行きが噂される2人の中盤戦士。どちらも優秀な選手であり、両取りも悪くないといえるが、カマラとハイダラどちらが獲得されることになるのだろうか。

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