ロシアW杯優勝DFが3年半で“3500分”のプレイのみ 下り坂になってしまったキャリア

バルセロナでも活躍できると信じられてきたウムティティ photo/Getty Images

ピークが短すぎたか


2018年のワールドカップ・ロシア大会を制覇したフランス代表のセンターバックコンビといえば、ラファエル・ヴァランとサミュエル・ウムティティだった。
あれから3年半。ヴァランは今もワールドクラスのセンターバックと評価されるが、ウムティティの方はワールドカップでヴァランの相棒だったことさえ忘れられ始めているのではないか。あの頃は代表でも絶対の主力だったが、この3年半で大きく変わってしまった。

1番の原因は怪我だ。英『Daily Star』も、「2018年のW杯からウムティティのキャリアはすべて下り坂になった」と主張。現在もバルセロナには所属しているが、2018-19シーズン以降は離脱していた期間が長すぎる。

この4シーズンを振り返ると、ウムティティは合計3500分間しかプレイしていない。今季も前節のオサスナ戦が初出場となっており、これだけ怪我が多いとバルセロナもウムティティを戦力に数えにくいだろう。

まだ28歳だが、放出先を探すにしても名乗りを上げるクラブは多くない。バルセロナでは同じフランス代表FWウスマン・デンベレもガラスの才能と言われるほど怪我が多くなってしまったが、ウムティティも同じだ。才能があっただけに怪我での離脱が続いたのはもったいない。

フランス代表での最後の出場は、2019年6月に行われたEURO2020予選のトルコ戦となっている。フランスの場合は続々と若い優秀なセンターバックが出てくるため、今となってはウムティティに頼る理由もないだろう。来年のワールドカップでウムティティがメンバーに入るのはかなり厳しい。

バルセロナでもすっかり影が薄くなっていたが、今後のキャリアはどうなるのだろうか。

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