アーセナルに招かれているアメリカ人FWは何者か 謎のベールに包まれた“17歳”

今冬アーセナルはアメリカの新たな才能を迎え入れるかもしれない photo/Getty Images

冬の移籍市場で獲得の可能性も

今冬、アーセナルはアメリカが期待を寄せる次世代のアタッカーを迎え入れることとなるのだろうか。現在、同クラブのトレーニングには新進気鋭の若手ウインガーが招待されているという。

その選手の名は、ダントゥマ・トゥレ。MLSのコロラド・ラピッズに所属する17歳のプレイヤーだ。英『Daily Mirror』によると、同選手はMLSのオフシーズンを利用し、現在アーセナルのトレーニングに招待されているとのこと。現時点で今冬における移籍のために彼がトレーニングへ合流しているかは不明のようだが、ここで優れた能力を披露すればガナーズは獲得に動く可能性があると同メディアは伝えている。

今季はコロラド・ラピッズと提携を結ぶコロラドスプリングス・スイッチバックスにレンタルされ、USLチャンピオンシップ(アメリカの実質的な2部リーグ)で22試合出場3ゴールという成績を残したダントゥマ・トゥレ。その名前から、現地ではかつてマンチェスター・シティなどで活躍した元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥレにあやかってダントゥマ・“ヤヤ”・トゥレと選手名を表記されることも多い。
そんなダントゥマ・トゥレの主戦場はワイドな攻撃的ポジションだ。同選手は身長173cmながらパワフルかつスピーディなドリブルを得意とし、複数人のDFに囲まれても一瞬の隙を突いて活路を見出す。体幹の強さを武器に強引な突破図ることができる点は、ポジションこそ違えど本家“ヤヤ”を彷彿とさせるものがある。まだ粗削りな面はあるものの、アーセナル加入となればその将来が楽しみな逸材と言えるだろう。

「ヤヤは今季のパフォーマンスを通じて、自身に大きな可能性があることを示してみせた。非常にエキサイティングなタレントであることは間違いない。パワフルかつ爆発力のあるドリブルは、DFの注意を引きつける。ピッチ上で違いを作り出すことができるし、エリートプレイヤーとなるために必要なすべてを備えていると思うよ。彼の将来がどうなるかは非常に興味深いよ」(コロラド・ラピッズ公式サイトより)

これは、先日コロラド・ラピッズのゼネラルマネージャーを務めるパドレイグ・スミス氏が残したコメント。所属クラブの首脳陣も、彼が将来どこまでトップレベルで通用する選手となるのかには非常に関心を寄せているようだ。

現在はU-17アメリカ代表にも名を連ねているダントゥマ・トゥレ。はたして、今冬アーセナルはこのヤングタレントをチームに引き入れることとなるのだろうか。もし彼を確保すれば、ガナーズの若い世代にはまた興味深い才能が増えそうだ。

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