チェルシーは次世代の“最終ラインの番人”を確保か トルコで頭角現したハンガリー代表DF

今冬のチェルシー移籍が濃厚となっているフェネルバフチェのサライ photo/Getty Images

すでに交渉は成立済みとも

今冬の移籍市場にて、チェルシーはセンターバックの補強を敢行するようだ。今季限りでアントニオ・リュディガーやアンドレアス・クリステンセンといった主力CBの現行契約が満了を迎える同クラブ。チアゴ・シウバももう37歳を迎えているだけに、今後に備えて同ポジションの補強は必要とされていた。

そんななかで、ブルーズはフェネルバフチェに所属するハンガリー代表DFアッティラ・サライ(23)の獲得ほぼ確実なものにしたという。伊『calciomercato』によると、移籍金は2000万ポンド(約30億円)とされており、セビージャやアトレティコ・マドリードといったスペインクラブとの争奪戦を制したようだ。

このサライ獲得については、ハンガリー代表のマルコ・ロッシ監督も同メディアのインタビューで「スペインのクラブもサライには注目していたようだが、どうやらすでにチェルシー行きの交渉はまとまったようだ。私はそう聞いている」と発言している。その信憑性は高いと見ていいだろう。来季CB陣の編成にやや不安のあったチェルシーだが、まずは一安心といったところか。
今季はフェネルバフチェで公式戦21試合に出場し、新加入選手ながらチームの最終ラインを支える存在となっているサライ。同選手は身長192cmのサイズを活かした空中戦の強さや、両足で遜色なくボールを扱えるテクニックが高く評価されているプレイヤーだ。そのほか、今季はインターセプト数(23回)やクリア数(43回)などでもチームトップの数字を記録中(データサイト『SofaScore』より)。マルチな場面でチームに貢献できる点は非常に魅力的と言えよう。

以前は若手発掘のエキスパートであるRBライプツィヒも目をつけていたとされるハンガリーの逸材DF。はたして、チェルシーでもサライはその能力を存分に発揮することができるのか。今から若きCBの加入は待ちきれない。

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