献身性抜群だったレイソルの《次世代エース》 パリ五輪世代のストライカーが見せた成長

今季の柏で大きな成長を遂げた細谷 photo/Getty Images

飛躍の1年を過ごした若手FW

2021年シーズンの明治安田生命J1リーグを15位でフィニッシュした柏レイソル。今季は同クラブにとってかなり苦しい1年となったことは間違いない。しかし、そういった悔しい思いをしたなかでも、来季に向けた収穫はあった。右SBや右WBを任されるようになってから見違えるほどパフォーマンスが向上した大南拓磨(23)は、その最たる例と言えるだろう。

そして、今季チームの前線での存在感を高めたFW細谷真大(20)の台頭もその一つだ。2020年にトップチームへと昇格を果たした下部組織出身の同選手は、この1年で大きな飛躍を遂げた。昨季こそ公式戦の出場はわずか4試合だったものの、2021年シーズンはオルンガの退団に伴って勃発したCF争いのなかで奮闘。最終的には公式戦35試合に出場し、3ゴール1アシストという成績を残している。

得点力にまだ改善の余地はある。しかし、今季の細谷はそれ以外の部分で非常に良い印象を残したと言えるだろう。味方を活かすフリーランニングや精力的なプレスなど、チームのために自分ができることは何でもやった。彼が潰され役になることで生まれたチャンスも多く、記録に残りづらい部分での貢献度は計り知れなかったと言っていい。シーズンを通してフル稼働できたというのも、今後に向けて明るい材料となったのは間違いない。

その活躍もあり、今年10月には2024年開催のパリ五輪を目指すU-22日本代表にも選出された細谷。はたして、今季J1における最優秀育成クラブ賞を受賞したレイソルで輝くアカデミー産FWは、これからどこまでスケールの大きなストライカーに育っていくこととなるのか。来季はさらなる飛躍を遂げる1年にしたいところだ。

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