国内組を起用する絶好機も勝利を優先した森保ジャパン 彼らはオマーン戦への“秘策”となるか

前田の出場はあるか photo/Getty Images

上田や前田はベンチ外に

ベトナム戦に1-0と勝利した日本。海外組の合流が遅れるなどのハプニングもあったチームは、90分で1点を守り切って勝ち点3を獲得し連勝となった。

注目だったのは、ベトナム戦でのメンバーだ。特にJリーグでも結果を残している前田大然や上田綺世、旗手怜央などの新戦力も招集された今回のチーム。海外組数名がチャーター便の遅延による影響で合流が遅れる中で国内組への期待も高まっていたが、オーストラリア戦の先発と比較すると、コンディション不良が懸念されていた酒井宏樹に代わり山根視来が起用された以外の変更はなかった。

油断できない相手ではあるものの、ベトナムはFIFAワールドカップのアジア最終予選で同組最下位のため、オーストラリアやサウジアラビアといった国と比べると強豪ではない。また海外組のコンディションも心配された中で、国内組をテストするには絶好のチャンスだったようにも思える。

それでも日本代表が優先したのは勝ち点3を取るためだったのだろう。オマーン、サウジアラビアに敗戦しており、勝利を逃すことのできない一戦だったため、国内組よりもオーストラリア戦で勝利したメンバーを優先。その選択は功を奏し、コンビネーションから先制点を挙げている。

オマーン戦では前田、上田といった人材を起用するチャンスはあるだろうか。ベトナム戦ではサブにも入っていなかったため出場の可能性は十分にあるだろう。一度対戦したオマーンへの秘策となるかもしれない。前田や上田も国内で結果を残して代表入りしており、コンディションは悪くないはずで、オマーンでどのような活躍を見せるか注目だ。

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