3度のプレミア得点王が“無冠”で終わる? 移籍失敗に漂う不運なキャリアの予感

トッテナムでプレイ続けるケイン photo/Getty Images

タイトル獲るにはビッグクラブへ行くしか……

高い実力を備えながら、タイトルに恵まれないキャリアを過ごした不運なプレイヤーというのも少なくない。

有名なところでは元ドイツ代表MFミヒャエル・バラックだろうか。EURO、ワールドカップ、チャンピオンズリーグでは準優勝ばかりで、シルバーコレクターなんて表現がしっくり当てはまるキャリアとなってしまった。

そんな不運な例に続いてしまうのだろうか。今注目されているのは、トッテナムFWハリー・ケインだ。
ケインはイングランドの歴史に残るストライカーだが、タイトルには恵まれていない。今夏には移籍の噂もあったが、結局は実現せず。このままでは不運なキャリアで終わってしまう可能性がある。

英『GIVE ME SPORT』もそのことを気にかけており、今のトッテナムではタイトルを望めないだろう。

マウリシオ・ポチェッティーノ体制ではチャンピオンズリーグのファイナルへ駒を進めたが、決勝ではリヴァプールに敗れて準優勝。今夏はEURO2020でも準優勝だった。

2016-17シーズンは悲願のプレミアリーグ制覇へ近づいたが、最終的には2位でフィニッシュ。これだけ偉大なストライカーでありながら、ケインはチームタイトルを獲ったことがないのだ。

年齢も28歳を迎えた。今夏の移籍を逃してしまい、今後ビッグクラブに移籍できるかは分からない。

何度も噂されてきたマンチェスター・シティやレアル・マドリードに向かっていればチームタイトルも見えたはずだが、ケインはこのまま無冠で終わるのか。プレミアで3度、ワールドカップでも得点王のタイトルを獲得した男がチームタイトル0で終わるのは不運であり、寂しすぎるだろう。

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