浮上している候補はやめた方がいい? ドルトムントはハーランドの後釜を誰にする

来夏の移籍が噂されるハーランド photo/Getty Images

マンUで燻るアタッカーでは厳しいか

もし世界屈指のヤングストライカーを来夏他クラブへと売りに出すとなれば、ドルトムントはその後釜に一体誰を据えるのか。そのヤングストライカーとはFWアーリング・ハーランドのことだが、現地では早くもこの話題が盛んに議論され始めている。

もちろん、戦力維持のためにはハーランドが来季以降も残留するのがベストだ。しかし、ドルトムントは選手の売りどきを逃さないクラブ。自分たちが納得するオファーさえ受け取れば、絶対的な主力といえど移籍交渉に応じる準備は整っているはずだ。実際、同クラブは今夏マンチェスター・ユナイテッドへFWジェイドン・サンチョを売却している。

そうなれば、気になるのは誰がハーランドの次を担うかだ。年間40ゴール以上を奪うストライカーの代役など、そう簡単に見つかりはしない。ノルウェー代表FW売却で財政は潤うはずだが、後釜探しは相当に骨が折れる作業となるだろう。
そんななかで、獲得の噂が立っているのはマンチェスター・ユナイテッドに所属するFWアントニー・マルシャルだ。英『Daily Mirror』などの欧州複数メディアは、現在ドルトムントは2500万〜3500万ポンド程度の予算で来夏同選手の獲得を目指しているのではないかと報じている。

だが、今のドルトムントにマルシャルは本当に必要なのか。2019-20シーズンにはプレミアリーグで17ゴールを挙げた実績もある選手だが、その頃の輝きはもうないと言って差し支えないはずだ。今のマルシャルは当時の得点力が失われているだけでなく、前線で守備や味方のサポートにも走らないことが問題視されている。なにより、ハーランドとはタイプが違うだけに、移籍金を払ってマルシャルを獲得するならば未来あるドニエル・マレンやユスファ・ムココにより多くのチャンスを与える方がいいだろう。

匹敵する選手はそうそう見つからないだろうが、焦ってはいけないハーランドの後釜ストライカー探し。はたして、来夏のマーケットで若き怪物が移籍することとなれば、2022-23シーズンにドルトムントの最前線でプレイするのは誰になるのか。まだ先の話とはなるが、その動向には注目し続けたいところだ。

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