ユヴェントスは焦るべからず? 思い出したい“6シーズン前”の快進撃

アッレグリ監督を再登板させて2021-22シーズンに臨んでいるユヴェントス photo/Getty Images

開幕3戦“未勝利”で始まった2021-22シーズン

2シーズン前までイタリア・セリエAで絶対王者としての地位を築いていたユヴェントスだが、今季の彼らは一体いつ本来の調子を取り戻してくるのだろうか。今夏マッシミリアーノ・アッレグリ監督を復帰させたものの、ビアンコネリは2021-22シーズンのスタートダッシュに失敗することとなっている。

ここまで3試合を終えて、1分2敗。他の有力クラブが着実に勝ち点を積み重ねている一方で、ユヴェントスの出だしは最悪に近い形となってしまったと言っていい。主力に離脱者が多いとはいえ、3試合を終えた時点で16位(暫定)というのは流石に予想外だ。

しかし、ユヴェントスは現時点でそれほど慌てることもないのか。彼らには、過去にも同じような苦境を乗り越えてスクデットを獲得した経験がある。
それは2015-16シーズンだ。同シーズンでは今季と同じように開幕3試合で1分2敗という成績を残したユヴェントスだが、シーズン中盤戦で怒涛の追い上げ。第11節から第25節にかけて15連勝を記録する快進撃を見せると、そのまま一気にリーグ優勝を決めてしまった。スタートこそ躓いたものの、最終的には王者としてのプライドを保った2015-16シーズンのユヴェントス。この前例がある以上、今季も現時点でそれほど悲観的になるべきではないか。

開幕ダッシュにこそ失敗したものの、まだ希望は大いにあるビアンコネリ。はたして、ここからのシーズンでアッレグリはユヴェントスにどのような魔法をかけてくるのだろうか。2015-16シーズンのような逆襲劇の幕開けに期待したいところだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ