チェルシーをさらなる高みを導くか 移籍市場最終日に来た“万能の中盤戦士”

2021-22シーズンはチェルシーでプレイすることとなったサウール photo/Getty Images

ルカクだけでは終わらなかった補強

今夏移籍市場にてインテルからFWロメル・ルカクを獲得し、ようやくセンターフォワードに世界基準のストライカーを据えることに成功したチェルシー。このルカクの加入によって彼らのパズルはラストピースが埋まった印象も強かったが、夏のマーケットにおける彼らの補強はこれだけで終わらなかった。

なんと、チェルシーは市場閉幕ギリギリでアトレティコ・マドリードからMFサウール・ニゲスの獲得にも成功したのだ。

ジョルジーニョやエンゴロ・カンテ、マテオ・コバチッチといった強力なMFを揃えているにもかかわらず、アトレティコで主力だったサウールの確保にも成功したブルーズ。中盤のクオリティは前述した3人衆だけでも目を見張るものがあったが、デュエルに強く、左足の精度も高いサウールのキャラクターが加わることでその強度はさらに高まることだろう。まさに磐石と言っていい布陣が完成し、プレミア制覇に向けていよいよ死角はなくなったか。
加えて、サウールには高いユーティリティ性もある。本職の中盤だけでなく、同選手はウイングバックや攻撃的なサイドプレイヤーとしてもプレイ可能。こういった万能性でも、このスペイン代表MFはトーマス・トゥヘル監督の率いるチームを助けることとなりそうだ。

そんなサウールだが、はたして今夏チェルシーにやってきた万能の中盤戦士はチームにどこまで貢献することができるのか。2021-22シーズンのブルーズで注目すべき新戦力は、決してルカクだけではない。

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