“成長”したC・ロナウドはマンUで何点奪うのか 得点力は11年前より上がっている

2008年当時のC・ロナウド。今は当時より進化している photo/Getty Images

シーズン30点は狙える

古巣マンチェスター・ユナイテッドへ復帰したFWクリスティアーノ・ロナウドはチームに何をもたらしてくれるだろうか。

本来ならば36歳の年齢が気になるところだが、ロナウドは別だ。何より昨季ロナウドはセリエAで得点王のタイトルを獲得しており、能力に疑いの余地はない。衰えの心配も当面は大丈夫だろう。マンUにとっては大きすぎる戦力だ。

また、得点力に関して言えば以前マンUに在籍していた頃よりレベルアップしていると言っていい。
ロナウドはマンUに在籍していた2007-08シーズンに全体で42得点を挙げ、ゴールスコアラーとして覚醒した印象があった。

しかし、完成を迎えたのは2009年にレアル・マドリードへ移籍してからだろう。2010-11シーズンからは6シーズン続けて50得点以上を記録し、ユヴェントスへ移籍してからも2019-20シーズンは37得点、昨季も36得点を挙げるなど、ゴール前での得点感覚は30代に突入してから凄みを増した。若い頃に比べてスピードは落ちたかもしれないが、そのぶんゴール前での駆け引きが上手くなった印象だ。

その中で磨き続けてきた武器の1つが空中戦で、ロナウドは昨季ユヴェントスの一員としてヘディングで7点奪っている。これはシュツットガルトFWサーシャ・カライジッチ、昨季フランクフルトでプレイしていたFWアンドレ・シウバの8点に次いで2番目に多い数字だった。この高さはマンUでも活かされるだろう。

今夏に加入したFWジェイドン・サンチョのアシストからロナウドのゴールラッシュなんて展開を期待したいところだが、ロナウドは復帰したプレミアで何点奪ってくれるのか。シーズン全体で30点は求めたいところで、プレミアリーグ得点王候補の1人なのは間違いない。

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