ここまでは及第点のフェラン・トーレス 試練となるのは強豪との3連戦

まずまずなスタートダッシュをきったフェラン・トーレス photo/Getty Images

リーグタイトルに直結する連戦が控えている

今夏のトップターゲットであったハリー・ケイン獲得に失敗したマンチェスター・シティ。移籍金の相違で破談となっており、その後クリスティアーノ・ロナウドに関心を示したが、結局は古巣であるマンチェスター・ユナイテッドに加入している。

このように優秀なストライカーを迎えずに今夏の移籍市場を終えそうなマンCだが、9番に抜擢されたフェラン・トーレスはまずまずな活躍を見せている。

昨季終盤に右ウイングからセンターフォワードへコンバートされたトーレス。右サイドで使われていた時は流動性がなく、動き続けるマンCのサッカーでは異質な存在であった。それが中央にポジションを変更してからは降りてボールを受けたり、右サイドにポジジョンを移したりと、流動的なプレミア王者のサッカーにハマっており、9番へのコンバートは今のところ正解か。

また、アーセナル戦2点目のように自分のところにボールが転がってくるのも、ストライカーとしては一つの才能だろう。クロスの処理を相手が誤り、足元に流れてきたボールを押し込む形となったが、こういったラッキーゴールを決めるだけでもチームとしては非常に助かる。

開幕から3試合連続での9番起用となったトーレス。今後も継続した起用が予想されるが、9月末にはチェルシー、パリ・サンジェルマン、リヴァプールとの試合が控えている。リーグ戦に関してはどの試合もリーグタイトルを狙うのであれば、勝ちは必須のゲームだ。CLのグループステージでも落とせない一戦となっており、ここでトーレスが結果を出せれば、今季ストライカーに悩むことはないだろう。

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