マウントやジェイムズに続くのは誰? プレミアで活躍するチェルシーの有望株たち

ユース育ちのメイソン・マウント photo/Getty Images

リヴラメントは既に高い評価を得ている

トーマス・トゥヘル就任から流れが変わり、再び強豪としての地位を確立しているチェルシー。プレミアリーグでは開幕から2連勝しており、移籍市場ではロメル・ルカクを獲得するなど、改善が必要であった攻撃陣へのテコ入れに成功している。更にセビージャのジュール・クンデ獲得に動いているともいわれており、今季楽しみなクラブの1つだ。

そんな好調を維持しているブルーズだが、アカデミー出身の選手たちが頭角を現している。既にトップチームで活躍しているメイソン・マウントやリース・ジェイムズは言わずもがなで、クラブを離れてしまったが、タミー・エイブラハムやフィカヨ・トモリはイタリアの地で活躍している。

プレミアで言えばサウサンプトンへ完全移籍したDFティノ・リヴラメントもユース出身だ。右サイドバックを主戦場とする彼は既にセインツでは先発に選ばれており、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督からの信頼も厚い。先日行われたマンチェスター・ユナイテッド戦でもスタメンに名を連ねており、攻守で大きな貢献を見せた。買戻しのオプションが付いているようで、今後はチェルシーに戻ること可能性はあるだろう。

クリスタル・パレスに移籍したDFマーク・グエーイとMFコナー・ギャラガーもリヴラメントと同じくアカデミー出身の選手だ。パレスは新監督であるパトリック・ヴィエラのもとでチームの若返りを図っており、グエーイは既にセンターバックとしてチームの中心選手になっている。グエーイもリヴラメント同様に買戻しができるようで、そういったところでチェルシーの抜け目なさを感じられる。ギャラガーはローンプレイヤーだが、既に先日のブレントフォード戦ではボランチとして出場し、攻守で躍動していた。ボールを持った際の判断力はまだまだ改善が必要だが、オフザボールの動きはピカイチだ。

彼ら以外で言えば、今季はノリッジへローン移籍しているMFビリー・ギルモアもその1人か。サイズはないが配球力に長けており、守備での貢献も見込めることができる。

このように多くの有望株を持つチェルシー。その青田買い戦略が批判を浴びることもあったが、前述したマウントやジェイムズがトップチームで活躍しているように、他クラブで武者修行している彼らが次の世代を担うことになるのかも知れない。

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