開幕連勝のトッテナムに大きすぎるケイン残留 課題を解決するのはエースの決定力だ

昨季は得点王とアシスト王を受賞 photo/Getty Images

自身のSNSで残留を明言

マンチェスター・シティへの移籍に注目が集まっていたハリー・ケインは26日、自身のSNSでトッテナムへ残留することを発表。昨季はプレミアリーグで得点王とアシスト王をダブル受賞したものの、7位に終わったチームに対して退団の意思を示していたものの、移籍には至らなかった。

ケインが残留決定したトッテナムは今季どのような戦いぶりを見せるだろうか。昨シーズン途中から指揮を執ったライアン・メイソン監督に代わってウォルバーハンプトンからヌーノ・エスピリト・サント監督が就任している。

相手にボールを保持させながら縦に素早いサッカーを展開するスタイルで、開幕戦からマンCに1-0と勝利。監督の古巣でもあるウルブズにも25本のシュートを打たれながら1-0で完封勝利を果たす。開幕2連勝と出だしは順調だ。

そんな状況下で気になったのが守備を固めてくるチームへの攻撃だ。縦に速いサッカーを展開するリヴァプールも、堅守のクラブに苦戦を強いられ、自らボールを保持して攻撃するスタイルにモデルチェンジしている。マンCなどのポジションを高めて攻めるクラブには効果的だが、今後残留を争う下位などに勝ち点をどこまでこぼさないかが上位進出への課題となるだろう。

そこで重要なのがエースであるケインの残留だ。昨季プレミアでもっとも得点を決めた男は、守備ブロックの穴を突いてゴールネット揺らすことができる貴重な存在だ。こう着状態が続く中でも得点を決めることができるケインの残留は、トッテナムをCL圏内へ導く追い風となるだろう。今季のトッテナムの躍進に大きく期待したい。

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