バイエルンもライプツィヒもドルトムントも監督交代 読めないブンデスの監督大移動

王者バイエルンはナーゲルスマンの下で強さを維持出来るか photo/Getty Images

新体制のクラブが多く

ドイツ・ブンデスリーガの開幕が近づいているが、新シーズンの戦いは読みづらい。というのも、ブンデスリーガで指揮官大移動が起きたからだ。

まず王者バイエルンはハンジ・フリックがドイツ代表監督に就任し、新シーズンからは若いユリアン・ナーゲルスマンが指揮する。ナーゲルスマンは優秀な指揮官だが、バイエルンで成功を収められるかは分からない。ダビド・アラバなど一部主力も抜けており、波乱が起きても不思議はない。

それを追うライバルクラブも指揮官が代わっている。ライプツィヒはナーゲルスマンが抜けたため、代わりにザルツブルクからジェシー・マーシュが就任。こちらも5大リーグでの経験が浅いだけに読みづらい。
チームの方はティモ・ヴェルナーの後釜となるFWアンドレ・シウバの獲得に成功しているため、シウバを活かせればバイエルンを苦しめられるはずだ。このあたりはマーシュの手腕に期待したい。

ドルトムントの指揮官はマルコ・ローゼに photo/Getty Images

バイエルンを追うライバルたちも軒並み監督交代

もう1つのライバルであるドルトムントも指揮官がマルコ・ローゼに交代する。ローゼはボルシアMGを指揮してきた人物で、手腕は評価されている。ブンデスリーガでの経験もあるだけに、ここはスムーズな仕事に期待したい。ジェイドン・サンチョは抜けたが、PSVから獲得した若手のFWドニエル・マレンを活かせるか。

そのボルシアMGにはフランクフルトで長谷部や鎌田を指導したアドルフ・ヒュッターが就任。

フランクフルトには昨季までヴォルフスブルクを指揮していたオリバー・グラスナーが就任し、そのヴォルフスブルクはブンデスリーガ初経験となるマルク・ファン・ボメルが指揮する。

特にファン・ボメルはオランダのPSVを指導しただけで経験が浅い。ヴォルフスブルクは昨季4位に入ったが、ここがどう変わってくるのか一番読みにくい。

他にはレヴァークーゼンもジェラルド・セオアネを新指揮官に迎えており、ここまで上位陣の指揮官が交代するのも珍しい。昨季から順位がガラリと変わる可能性もあり、新シーズンのブンデスリーガは荒れるかもしれない。

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