かつてミランでも活躍した“ファイター”がプレミアで暴れ回る? 34歳の新たな挑戦

パルマからワトフォードへレンタル移籍することとなったクツカ photo/Getty Images

パルマからワトフォードへ

先日、パルマからワトフォードへのレンタル移籍が発表されたスロバキア代表MFユライ・クツカ。34歳にして初めてのプレミアリーグ挑戦となるが、新シーズンはイングランドの地で面白い存在になるのではないか。

クツカはかつてイタリアの名門ACミランでも活躍した経験豊富なMF。2019年1月からはパルマでプレイしており、昨季は中盤の選手にもかかわらず7ゴール2アシストを記録している。チームが苦戦を強いられる中、孤軍奮闘して目に見える結果を残していたのだ。

そして、攻撃面だけでなく、豊富な運動量と強靭なフィジカルで守備にも貢献できるファイタータイプでもあり、昨季はセリエAでトップ10に入るタックル数などを記録。むしろ守備に奮闘する姿こそが、彼の真骨頂かもしれない。そのため、世界一激しいサッカーリーグとの呼び声も高いプレミアリーグのスタイルにとても合っているように思う。
また、ワトフォードのフィールドプレイヤーとしては、現時点で最年長となるクツカ。パルマでゲームキャプテンを任されたり、代表で80キャップ以上を記録したりしている経験は貴重だ。若い選手も多く、1部昇格と2部降格を繰り返すチーム状況の中で、精神的な柱にもなれるに違いない。プレミアリーグへの定着を目指し、まずは今季の1部残留に貢献したいところだ。

今夏に開催されたEURO2020でも全試合にフル出場しており、クツカはまだまだ衰え知らず。是非とも新シーズンはプレミアリーグで暴れ回って欲しいものだ。

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