完璧を求められるマンCディフェンスリーダー 彼に襲い掛かる2年目の難しさ

ディアスに掛かる2年目のプレッシャーは想像以上に大きいか photo/Getty Images

開幕戦はトッテナムに決まっている

昨季はプレミア制覇にCLでもファイナリストになるなど、充実したシーズンを送ったマンチェスター・シティ。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラの存在も大きいが、ベンフィカから加入したルベン・ディアスの活躍が大きいだろう。

彼は24歳にしてキャプテンシーを持ちながら、対人、足元でボールを扱う技術、ラインコントロールなど守備者として必要な能力をすべて兼ね備えており、ジョン・ストーンズと共にマンCの絶対的なセンターバックとしてシーズンを戦った。結果は前述した通り、素晴らしく、プレミア王者が長年抱えていた守備の不安を完全に取り除いた。

加入初年度でこれだけの活躍を披露したのなら2年目、3年目も同じ活躍を求められることになる。しかし、これは彼だけの責任ではないが、ポルトガル代表では低調なパフォーマンスを披露してしまい、ベルギー代表に敗れベスト16で姿を消している。また、プレシーズンマッチではセンターバックとして出場したが、ペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを献上するなどここ最近のパフォーマンスは乱れているように思われる。

マンCのセンターバック陣も層が厚く、ディアス、ストーンズ、アイメリック・ラポルト、ネイサン・アケと各国代表級選手が揃っている。パフォーマンスを落とすようなら、ベンチに下がることもあるだろう。

21-22シーズンも今までと変わらない完璧なパフォーマンスを求められるディアス。一つのミスで今後は大きく批判されてしまう可能性もあるが、今後も現状の高いパフォーマンスを維持して欲しい。

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