D・ルイス、リベリら“無所属組”はどこへ行く 2010年代を支えた名手たち

アトレティコで活躍したジエゴ・コスタ photo/Getty Images

フリー補強も毎年の注目ポイント

夏の移籍市場では毎年のように話題となるが、今夏も現時点で無所属となっている名手が数名いる。

例えばアトレティコ・マドリードで活躍したFWジエゴ・コスタだ。ジエゴ・コスタの場合は今年1月にアトレティコとの契約が解除されたため、7カ月もフリーということになる。今月にはセリエAのボローニャ行きが噂されたが、これも破談となったようだ。32歳と年齢的にはもうひと暴れしてほしいところだが、欧州5大リーグでチャンスはあるか。

DFでは、アーセナルとの契約が満了となった34歳のダビド・ルイス、クリスタル・パレスとの契約が満了となった35歳のガリー・ケイヒル、バイエルンを離れた32歳のジェローム・ボアテングも行き先が決まっていない。

ダビド・ルイスはアーセナルを離れた photo/Getty Images

まだ輝く場所はある

いずれも各国代表でプレイしてきた一流センターバックだが、ピークが過ぎたのは間違いない。ダビド・ルイスにはトルコのアダナ・デミルスポル、ケイヒルにはスコットランドのレンジャーズが関心を示していると噂されるが、欧州5大リーグでの活躍は難しいのか。

ボアテングの場合は2人よりもまだ評価が高く、欧州5大リーグでのチャンスもあるだろう。バイエルンとドイツ代表での経験は貴重で、今月にはジョゼ・モウリーニョが指揮官に就任したローマが関心を示しているとの話題も出ていた。まだ衰えるには早いか。

アタッカーではフィオレンティーナを退団したFWフランク・リベリの今後も気にかかる。38歳になったとはいえ、お得意のドリブルにはまだキレがある。ピークは過ぎたが、相手DFのタイミングを外す仕掛けはトップレベルで通用するはずだ。流れを変えたい時に貴重な存在となるはずで、まだまだトップリーグで活躍する姿を見たい選手だ。

いずれも2010年代のサッカー界を大いに盛り上げてくれた選手たちばかりだが、彼らはどこへ向かうのか。フリーとなっている選手たちの行き先も、夏の市場の注目ポイントの1つだ。

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