ケインもグリーリッシュも来ない? 今一度考えるマンCの補強ポイント

今夏の補強は難航中だ photo/Getty Images

なるべく補強は開幕前に決めたいか

今夏に大型補強を目指しているマンチェスター・シティ。しかし、合意報道と否定報道が錯綜しており、大本命であるハリー・ケインとの交渉は難航していると予想できる。また、グリーリッシュに関しても、獲得すると報道があってからは何の進展もなく、アストン・ヴィラ側も出す気はないとの報道もあり、こちらもケインと同じく、獲得まで時間がかかる、もしくは両者共に獲得できない可能性がある。

そうなる前に潔く諦め、再び今夏で必要な戦力を見極め必要な選手を獲得する必要がある。

まず一つ目はセルヒオ・アグエロの抜けた穴をどうするのかだ。2011年からコンスタントに得点を奪っていたアグエロの存在は大きく、昨季は偽9番で凌いだが、今後のためにも新しいストライカーは欲しい。

しかし、ケイン並みの選手を連れてこようとすると、再び2番手となるガブリエウ・ジェズスの移籍が加速してしまう可能性が高い。それは非常に勿体ないため、解決策としては得点力のあるベテランの獲得だ。であれば、ジェズスの放出も防ぐことができ、更にリアム・デラップにもある程度の出場機会を与えられるだろう。そこで候補に挙がるのはダニー・イングスか。

イングスはサウサンプトンの選手だが、先日クラブからの契約延長を拒否しており、移籍を明言している。怪我の多い選手ではあるが、一定の活躍は見込めるだろう。

次に左サイドバックとインサイドハーフだが、サイドバックにはスポルティングのヌーノ・メンデスの名前が挙がっている。どうやら金銭面での相違で交渉が難航しているようだ。ケイン、グリーリッシュを獲得することになれば、今夏での加入はなさそうだが、現状の左サイドバックは安心して任せられる存在がオレクサンドル・ジンチェンコしかおらず、新戦力は欲しい。

インサイドハーフはグリーリッシュの名前しか挙がっておらず、代役を見つけるのは難しいが、フィル・フォーデンをウイング起用するならもう一枚中盤に実力者を加えたい。

このようにストライカー、インサイドハーフ、左サイドバックが今夏の補強ポイントであるマンC。ケイン、グリーリッシュに固執するのも良いが、早めに見切りをつけて新しい選手を探すのもありだろう。

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