黄金世代の“ギクシャク感”は消えた イングランド代表を支えるは選手の絆

EURO2020で決勝まで進んだイングランド photo/Getty Images

今は一致団結しているように見える

EURO2020で準優勝の成績を収めたイングランド代表。来年のワールドカップ・カタール大会では優勝の期待もかかるが、今のイングランドで注目すべきは選手同士の関係性だ。

2000年代のイングランド代表はデイビッド・ベッカム、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、リオ・ファーディナンドら錚々たる顔ぶれから黄金世代と呼ばれたが、クラブでの関係からギクシャクするところもあったと言われている。

イングランド代表では仲間だが、クラブに戻ればリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーの選手として倒さなければならないライバル関係に変わる。プレミアリーグの戦いは激しく、上手く代表戦で気持ちを切り替えられなかったところもあるだろう。

しかし、今のイングランドからはそうした話題が聞こえてこない。EURO2020でも最終ラインは右サイドバックにカイル・ウォーカー、左にルーク・ショー、センターバックにハリー・マグワイアとジョン・ストーンズが入るケースがあったが、この4人はマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティの選手だ。クラブの戦いに戻ればマンチェスター勢として激しいライバル関係になる。

ただ、代表戦を見る限り彼らの関係は上手くいっているように見える。ストーンズとマグワイアで構成されるセンターバックにも問題はなく、今の彼らからは絆のようなものが感じられる。

もちろん以前とはクラブ同士の関係も変わっているかもしれないが、この仲の良さが現代表の強みになっているのは間違いない。元よりタレントは揃っていたため、彼らが一丸となれば世界のあらゆる強豪をも撃破できるだけの力は持っている。この関係性を続けられれば、来年のワールドカップでも優勝のチャンスが巡ってくるはずだ。

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