チェルシー、リヴァプールはマンCを超えるか 新シーズンのプレミア優勝はどこだ

昨季CLを制したチェルシー photo/Getty Images

プレミアは荒れる可能性高い

EURO2020とコパ・アメリカ2021も終わり、欧州ではクラブの話題も増えてきた。

プレミアリーグは昨季マンチェスター・シティが制しているが、果たして新シーズンのプレミアを制するのはどのクラブとなるだろうか。

前評判では王者マンCが優勝候補筆頭となるだろうが、新シーズンに注目すべきはチェルシーとリヴァプールだ。チェルシーはトーマス・トゥヘル体制になってから絶好調で、昨季はチャンピオンズリーグまで制覇してみせた。
センターフォワードにやや不安はあるものの、FWティモ・ヴェルナーやカイ・ハフェルツといったプレミア2年目を迎える選手たちが昨季以上のパフォーマンスを披露してくれるならば、攻撃面の問題はないだろう。特にハフェルツはEUROでも印象的なパフォーマンスを見せており、今後のドイツサッカー界の主役になる可能性がある。その好調さをチェルシーにも持ち込んでほしいところで、偽9番のオプションも完成すれば面白い。

グアルディオラはどう攻撃を編成するか photo/Getty Images

マンCは攻撃陣がカギ

一方のリヴァプールも昨季は負傷者が続出したが、その問題さえなければリーグ制覇を狙える戦力は整っている。今夏はセンターバックにイブラヒマ・コナテも迎えており、フィルジル・ファン・ダイクさえ本調子ならプレミア屈指の守備陣を構築できる。前線3トップの完成度も説明不要で、それほど大きな補強をせずとも優勝争いに顔を出せるはずだ。

最後に王者マンCだが、気になるのは前線だ。FWセルヒオ・アグエロがバルセロナへ移籍し、今はガブリエウ・ジェズスにも移籍の話題がある。トッテナムFWハリー・ケインのような大物ストライカーを確保できればいいが、それも開幕からフィットするかは分からない。フェラン・トーレスの偽9番起用もオプションではあるものの、センターフォワードの部分をクリア出来なかった場合は苦戦する可能性も考えられる。そうなればリーグ戦は荒れるだろう。

それに続く第2集団としてはマンチェスター・ユナイテッドが注目で、FWジェイドン・サンチョが加われば大きい。しかし昨季は一貫性を欠くところがあり、2位に入りながらも失点数はリヴァプールとチェルシーより多かった。優勝には攻撃以上に守備が課題となるはずで、そこさえクリアできれば優勝戦線に入れるか。

優勝に最も近いのはリヴァプール、マンC、チェルシー、それを追いかけるのがマンUといった構図になりそうだが、プレミアを制するのはどのクラブか。

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